米マイクロソフト社がノートルダム大聖堂をデジタル化へ

モン・サン=ミシェルとノルマンディー上陸作戦80周年記念に続き、今度はパリのノートルダム大聖堂がデジタル化されることになりました。これは、7月21日(月)にパリでフランス文化大臣ラシダ・ダティ氏と協定に署名したマイクロソフト社のブラッド・スミス社長が発表したものです。

マイクロソフト社は、大聖堂のリアルなコピーを作成するために、あらゆる建築的細部をデジタル化します。このデジタルコピーは、単にフランスで最も訪問者数の多いモニュメントの仮想3D表現にとどまりません。時間の経過による劣化や欠陥、そしてこのゴシック様式の建造物を保存するために必要な作業を特定するためのツールとしても活用されます。

このデジタル復元を担当するのは、フランスの企業Iconemです。彼らは人工知能と、ドローン、カメラ、レーザーで撮影された画像を用いてこの作業を進めます。2013年に設立されたIconemは、3Dデジタル化を専門とするフランス企業です。ノートルダム大聖堂デジタル化プロジェクトは、その後ノートルダム大聖堂博物館に統合され、マイクロソフトからフランス国家に寄贈されます。