憲兵隊が日焼け止め泥棒集団に警戒を呼びかけ

6月上旬以降、組織的で神出鬼没な窃盗団が、オート=ガロンヌ県の薬局を荒らし、大手ブランドの日焼け止めチューブを盗んでいる。
これまで家禽や銅、自動車の窃盗団は知られていたが、日焼け止め泥棒はほとんど前例がない。しかし、オート=ガロンヌ県の憲兵隊によると、悪党の一味がこれを専門とし、数多くの薬局が被害に遭っているという。
火曜日に憲兵隊が出した警告は冗談ではない。憲兵隊はフェイスブックで「6月上旬以降、県内の複数の薬局が組織的な集団による万引きの被害に遭っている」と発表。窃盗犯は手当たり次第に盗むわけではなく、「アベンヌとコーダリーの主力日焼け止めクリーム」を主に狙っているという。これらの商品は通常、1本13ユーロから25ユーロで販売されている。
2ヶ月足らずで、「非常に機動力のある」この一味は、県内の既に8軒の薬局を訪れ、陳列棚から商品を盗み出して姿を消している。窃盗犯は依然として捕らえどころがなく、憲兵隊は「最近1件の逮捕があった」としながらも、一味の大部分は未だ逃走中であり、「即時の通報なしには」居場所の特定が極めて困難であると軍関係者は嘆いている。そのため、憲兵隊は「この移動性の犯罪集団」を逮捕するため、「被害の有無にかかわらず、あるいはその場で返金がなされた場合でも、あらゆる窃盗の試みや実際の窃盗について、直ちに17番に通報する」よう呼びかけている。さらに、地域の薬局に対しても、「関連商品の陳列棚周辺の警戒を強化する」よう要請している。