マイケル・ジャクソン「遺物」競売へ! 汚れたソックスに数千ユーロの値はつくか?

ポップ界の伝説、マイケル・ジャクソンが1997年のニース公演で着用したとされる靴下が、今日、ニームで開催されるオークションに出品されることが明らかになりました。ファンにとってはまさに「聖遺物」ともいえる一品ですが、その推定落札価格は3,000ユーロから4,000ユーロ(約50万円~68万円)とされており、その行方に注目が集まっています。

世紀末のニース公演から28年、舞台裏からの「本物」問題の靴下は、1997年7月27日にニースのシャルル・エルマン・スタジアムで行われた「HIStory」ワールドツアーの際に、マイケル・ジャクソンが実際にステージで着用したものとされています。オークションを主催するニームの競売所によると、この「ステージで着用された靴下」は、当時の舞台技術者であったマーダ氏が、コンサート後の解体作業中に楽屋近くで発見し、以来28年間、大切に保管されてきました。

今日午前9時30分から始まるオークションは、「美術品と装飾品、家具、絵画、そして宝飾品」と題されており、出品される407点の中にはサルバドール・ダリの彫刻やジョアン・ミロのデッサンといった著名な美術品も含まれています。その中に突如として現れるマイケル・ジャクソンの靴下は、まさに「異色の存在」として注目を集めています。果たして、この歴史的な(そして少々汚れた)靴下を巡って、熱狂的なファンによる熾烈な入札合戦が繰り広げられるのでしょうか。オークションの結果が待たれます。