リール大学病院で新生児が死亡、家族が目撃情報求める ...続きを読む

フランス、リール - リール大学病院(CHU de Lille)の新生児科で、生後わずか5日の未熟児ザイネブちゃんが負傷し、その後死亡した事件を受け、家族が真相究明のため情報提供を呼びかけています。家族は病院のセキュリティ体制と監視体制に重大な欠陥があったと訴えています。

事件は7月11日、リールにあるジャンヌ・ドゥ・フランドル病院の新生児科で発生しました。ザイネブちゃんは妊娠7ヶ月半で生まれた未熟児で、発見時には床に倒れていました。数日後の火曜日、ザイネブちゃんは帰らぬ人となりました。検察官は死因について転落であると発表し、事件発生時に男の子がザイネブちゃんのベビーベッドの近くにいたことを確認しました。

ザイネブちゃんの家族は、この6歳の男の子が病棟内を自由に歩き回り、ザイネブちゃんのベビーベッドに近づいていたと主張しています。家族は、病院スタッフが以前からこの男の子の「異常な行動」について警告を受けていたにもかかわらず、適切な対応が取られなかったと強く非難しています。

リール大学病院は、今回の事件を「非常に深刻で異例の出来事」と認め、新生児科への面会を両親のみに厳しく制限する措置を取りました。また、病院は内部行政調査を開始しており、2週間以内に結果が出る見込みです。

ザイネブちゃんの家族は、病院が「責任を負う」べきであり、「二度とこのようなことが起こらないように」と訴えています。現在、リール検察は「死因究明」のための捜査を継続しています。ザイネブちゃんの家族は、今回の事件の目撃者に対し、リール検察庁に連絡し、情報を提供するよう呼びかけています。