デュプロン法の公布断念を求め署名85万超

デュプロン法への反対運動が勢いを増している。国民議会での討議義務が生じる50万署名という節目を19日に超え、20日正午には85万署名に達した。反対派は、単なる議会での議論にとどまらず、エマニュエル・マクロン大統領に対し、法案の公布を断念するよう強く求めている。
23歳の学生が始めたとされるこの請願は、国民の間で広く共感を呼び、急速に署名数を伸ばしている。野党の政治家たちもこの動きに連帯を示している。
フランス不服従(LFI)のマニュエル・ボンパールドゥプロン自身のX上で「請願は100万署名に近づいている。大統領と首相は、強行されたこの法案に対する国民の怒りに耳を傾け、公布を断念すべきだ」と投稿した。
デュプロンブ法はフランスの農業に関する法律。農家の仕事を楽にするため、農薬を使やすくする法律。しかし、環境面から多くの国民に非難されている。