フランス、テロ擁護容疑のイラン人女性を釈放! 人質交換か

イランに拘束されていたフランス人旅行者、セシル・コーラー氏とジャック・パリ氏の釈放がテヘランから発表された数時間後の水曜日、フランス当局は、テロ擁護容疑で拘束していたイラン人女性、マディエ・エスファンディアリ氏(39)を釈放した。
イランのアッバス・アラグチ外務次官は、エスファンディアリ氏が「現在自由であり、わが国の大使館にいる」と表明。裁判終了後の帰国に期待を示した。
リヨン地方在住のエスファンディアリ氏は、2025年2月28日にヴィルールバンヌで逮捕され、オンライン上でのテロ擁護・扇動、人種差別的な侮辱、犯罪組織への参加などの容疑で訴追されていた。
同氏は10月22日、検察の反対を退け、司法管理付きでの釈放を認められていた。この措置により、2026年1月の公判まではフランスからの出国が禁じられている。
捜査は、極右の論客アラン・ソラル氏に近いとされるソーシャルメディア上のグループ「抵抗の枢軸」を巡るものだった。関係筋によると、エスファンディアリ氏がこのグループのアカウント管理で中心的な役割を担っていたと捜査当局は見ている。
イラン側はこれまで、同国籍のエスファンディアリ氏の拘束を不当とし、コーラー氏らとの交換を公に要求していた経緯があり、今回の同時期の釈放は、事実上の人質交換として国際的な注目を集めている。
【出典】20minutes 11月5日配信記事 『En parallèle de Cécile Kohler et Jacques Paris, l’Iranienne accusée d’apologie du terrorisme libérée par la France』(https://www.20minutes.fr/monde/4183758-20251105-parallele-cecile-kohler-jacques-paris-iranienne-accusee-apologie-terrorisme-liberee-france)

