ストラスブール市、第455回クリスマスマーケットの全貌を発表!

クリスマスシーズンを前に、仏東部の古都ストラスブール市は、世界的に有名な「クリストキンデルスメリック(クリスマスマーケット)」第455回(2025年)の詳細を水曜日に発表した。今年は11月26日から12月24日までの開催となり、新たなテーマとして「王冠(La couronne)」を掲げている。
昨年に引き続き、約300の山小屋風シャレーが設置されるが、今年は新たに7つの出店が加わる。これらは特に地元の職人による工芸品を重視して選定された。
また、昨年の来場者数が340万人に達したことを受け、市は今年の大きな目標として、イベントの「包括性とアクセシビリティの向上」を掲げている。具体的には、マーケット入口での案内表示を見直し、歩行者や自転車の通行をよりスムーズにする方策を講じる。さらに、障がいを持つ人々のための優先レーンを設けることで、誰もが快適に楽しめる環境を目指す。
今年の最大の注目点は、市の中心であるクレベール広場に「ゾーン・ド・レピ」(休憩・安らぎの場)が新設されることだ。
これは、高齢者や疲れた訪問者、特に乳幼児連れの親などが静かに休める空間を提供する。内部には、おむつ交換台、哺乳瓶ウォーマー、ノイズキャンセリングヘッドホン、歩行器などが完備される予定だ。
混雑の分散策として、昨年導入された9つの地区での臨時マーケットも引き続き開催される。なお、各シャレーの営業時間は毎日午前11時30分から午後9時までとなる。
【出典】20minutes 11月6日配信記事 『Strasbourg : La 455e édition du marché de Noël dévoile ses nouveautés』(https://www.20minutes.fr/societe/4183970-20251106-strasbourg-455e-edition-marche-noel-devoile-nouveautes)

